7月の半ば、朝から猛烈な暑さの中私は外で仕事をしていました。
外で仕事を始め1時間ほど経った時異変を感じました。
ふら〜っと立ちくらみがして、息が荒くなって「はあはあ」と肩で息をするようになり、すぐに周りの人に「少し具合が悪いので休憩します。」と言ってその場に座り込み水を飲みました。
しかし体調は良くならず吐き気、手先の痺れが出始め車に移動してクーラーをかけて休憩することにしました。
車に移動してすぐに意識が飛びかけ、手が硬直してしまいギューっと拳を握った状態で動かせなくなり(これはまずい!)と思いすぐに救急車を呼んでもらいました。
救急車が到着するまで「自分はもしかして死んでしまうのではないか。」と、とても恐怖ですごく長い時間待っていたような気がしました。
病院に搬送され点滴をうけ、お医者さんからは熱中症と診断され、お昼過ぎには帰宅しました。
熱中症の再発
次の日は大事をもらい仕事は休みをいただきました。
その翌日から仕事を再開したのですが、やはり2時間ほど外で作業をしていると手足の痺れ倦怠感が現れまた病院に行き点滴を打ちました。
その後も休みをいただき仕事をする、また病院に…ということを繰り返していました。
しかし、ずっと休みをもらうわけにもいかず自分の体調を騙し騙し仕事をするようになりました。
症状としては、手足の痺れ、めまい、吐き気、立ちくらみ、微熱が続く、倦怠感、動悸、息苦しさ、喉が狭まり呼吸がしずらくなる、など熱中症に似た症状でした。
総合病院で検査をしてもらいましたが特に異常はなし、と判断され、対処のしようも無くとても辛かったです。
そして心療内科へ…
会社の上司から「気持ちの問題じゃないのか?」と言われ、心療内科に受診することに。
そこで診断されたのがパニック障害及び鬱症状でした。
まさか自分が鬱やパニック障害になるなんて…
思ってもみない診断に最初は正直軽い気持ちで考えていました。
「鬱って自殺願望とかがある人のことだろ?自殺願望なんてないし平気平気」
「パニック障害も気持ちの問題だろうしポジティブに考えてリラックスするように考えれば大丈夫だろう」
と、楽観視していました。
しかしそれから仕事を続けていても発作的に吐き気や動悸、めまい、息苦しいといった症状は改善されず仕事にならない状態でした。
安定剤を飲めばいくらか落ち着くけど、安定剤を飲んだあとは車の運転ができず我慢しながら働いていましたが、結果それがダメだったようで状況は悪化していくばかり。
とうとう仕事中に動けなくなってしまい、休職することにしました。
なぜパニック障害・鬱になったのか
私の場合、初めて熱中症にかかった時、とても強い「死への恐怖」を感じました。
おそらくそのことがきっかけで暑い=また熱中症にかかるかもしれない=死ぬかもしれない恐怖が刻み込まれたのではないかと思っています。
暑いこと自体が身体へのストレスとなり、また熱中症へのトラウマから自律神経を崩しパニック障害、鬱を発症してしまったのではないかと思います。
汗をかくこともトラウマになってしまい、今では軽い運動をして汗が出るだけでも発作が起こり動悸、息苦しさと戦わなければならなくなりました。
熱中症には気をつけていたつもりですがかなり甘く見ていました。
まさか熱中症になり後遺症にこれほど悩まされるとは…。
そもそもの熱中症に対する認識が甘く、対策が不十分だった
やはりこれに尽きますね。
後からあの時ああしていればよかったと思っても仕方のない事ですが、この記事を見てくれている方に同じ思いをしてもらいたくので他人事と思わずしっかりと熱中症を対策しましょう。
- 3食ちゃんと食事をする(朝・昼・晩)
- 栄養バランスの取れた内容の食事にする
- 規則正しく早寝早起きをする
- 酒・タバコを控える
- 散歩など軽い運動を取り入れる
- 筋肉をつける
- 喉が乾く前にこまめな水分補給
- 汗をかいたら塩分補給も忘れずに
- できるだけこまめに休憩して日陰やクーラーのついた場所で休む
- 外の場合は空調服などで風通りをよくする
当然といえば当然なんですがやはり普段から当たり前に言われてることばかりですね。
しかし当たり前に言われてることを継続させるのがなかなか難しいんですよね。
でも熱中症になってからでは遅いのです。
だいぶ涼しくはなってきたもののまだ夏のような暑さの日も少なくはありません。
しっかり対策をして熱中症にかからないよう予防していきましょう。
規則正しい生活をして熱中症・鬱・パニック障害・その他の病気から体を守りましょう
熱中症の恐怖は今でも覚えています。
対応が早くすぐに病院へ行き点滴を打ってしばらく横になればある程度は治りまた仕事に復帰できました。
その時は後遺症のことなども考えず楽観視していましたが、実生活においてその後遺症にこれほど悩まされるとは思っていませんでした。
熱中症にかかりパニック障害を発症するかどうかはわかりません、しかしもしあなたも私と同じようにパニック障害やうつ病を発症してしまうと、とても辛く大変な思いをします。
もし今あなたが以前の私と同じように毎日酒を飲み食事も規則正しく取られていないのならば、日頃から酒の量を減らしたりしっかりと食事を取ったり少しずつでも、できることから改善してみてはいかがでしょうか?
「病気になってからでは遅い」とよく言われるように病気にかかる前にできる対策をしっかりしておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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